オンライン化が進んでいる現代では、『SNS（ソーシャルネットワーキングサービス）』が日常に欠かせないものとなってきました。近年は、SNSをビジネスとして活用することで集客や売上げアップにつなげている企業が増えています。

今回は、SNSを企業で活用するメリット、どんなSNSが利用されているのか、そしてSNSを活用している企業の成功例までくわしくご紹介します！

企業がSNSを活用するメリット 

企業がSNSを活用するのは、得られるメリットが大きいからです。

情報の拡散がしやすく集客や売上につながる 

SNSは投稿された内容を気に入ったユーザー（利用者）が、「この投稿よかった！」と拡散することによりさらに多くのユーザーに広がっていきます。

企業はこのしくみを活用して商品やサービスをたくさんの人々に宣伝することができます。それが集客や売上につながっていくというわけです。

簡単に始めることができるので導入しやすい

ホームページ制作は多少の専門知識が必要です。しかし、SNSは文章や写真を投稿するだけで始められます。

企業で活用する場合、操作が簡単だと社員がストレスなく扱えるので導入しやすいですね。

無料で利用することができるので低予算で宣伝できる 

商品やサービスを宣伝する場合、テレビCMや新聞広告などは、宣伝費がかかってしまいます。

しかしSNSは無料で使えるため、低予算で宣伝することが可能です。

お客様とのコミュニケーションが取りやすく意見を今後に生かせる 

SNSは投稿についてコメントを送ったり受け取ったりすることができます。こういったやり取りでお客様とのコミュニケーションのなかで意見を聞くことができ、今後の商品開発などに生かすことができます。

よく利用されているSNSの種類と特徴

SNSにはそれぞれ使い方やユーザー層に特徴があります。

ここではよく使われているインスタグラム、フェイスブック、ツイッター、LINEについて解説しましょう。

■インスタグラム 

インスタグラムの利用者数は全国で3,300万人、10代から30代のユーザー（利用者）の多くは女性です。

写真や動画をメインに投稿するのが特徴です。

インスタグラムに投稿するための見栄えのする被写体を「インスタ映えする」という言いまわしも、今では定着していますね。

写真や動画による商品やサービスの魅力がユーザーに伝わりやすいため、宣伝に使いやすく活用する企業が増えています。 

■フェイスブック 

フェイスブックの利用者数は全国で2,600万人、30代から40代のビジネスで利用しているユーザーの割合が多い傾向です。

他のSNSはニックネームの登録が多いのに対して、フェイスブックは実名登録を推奨しています。

そのため、ビジネスシーンで利用しているユーザーが多く、「特定の業界のユーザーに向けて情報を発信したい」という企業に向いているでしょう。

■ツイッター 

ツイッターの利用者数は全国で4,500万人、10代から40代まで幅広い年齢層に利用されています。 

写真などの投稿は必要なく、「140字以内の文章で投稿（ツイート）する」のが特徴です。 

短い文章を気軽に投稿できるので拡散力が高く、リアルタイムの投稿が人気です。 

最新情報を多くの人に伝えたい企業に向いているでしょう。 

■LINE 

LINEの利用者数は全国で8,900万人、10代から60代までのほぼ全ての年齢層に利用されています。

「連絡ツール」として浸透しており、国内人口の約70％が登録しているのが特徴です。

LINEには「LINE公式アカウント」という、企業がユーザーに向けて情報発信できる機能があるのをご存知ですか？

ユーザーが、よく商品やサービスを利用する企業の「LINE公式アカウント」にお友達登録をすると、最新情報や割引クーポンの通知が届きます。

企業とユーザーが直接コンタクトを取れる有益な機能として多くの企業が導入しています。

「ユーザーと1対1でコミュニケーションを図りたい」という企業に適しています。

SNSを活用している企業の成功例

実際にSNSを導入している企業はどのように活用しているのでしょうか？

それぞれの成功事例をご紹介します。

インスタグラム「無印良品」 

無印良品のインスタグラムフォロワー（無印良品をフォローしている人）は約280万人です。

無印良品のコンセプトである「暮らしを大切に」というイメージで、シンプルでナチュラルな印象の写真が多く投稿されています。

つまり、「無印良品」の世界観をインスタグラムで宣伝してユーザーが受け入れているという成功例です。

フェイスブック「ユニバーサルスタジオジャパン」 

ユニバーサルスタジオジャパンのフェイスブックフォロワーは、約44万人です。 

映画公開のイベント告知を投稿して、お知らせの案内文から公式ホームページに誘導します。 

「詳しくはこちら→」とあり、URLをクリックすると公式ホームページにとぶようになっています。 

そこからチケットが購入できるという、ユーザーが意図せずともチケット購入画面までたどり着く自然な流れが、さすが「ユニバーサルスタジオジャパン」といえますね。 

ツイッター「資生堂」

資生堂のツイッターフォロワーは約20万人です。 

こちらでは、「資生堂の各ブランドの紹介」をリツイート（他のユーザーが投稿したツイートを再び投稿すること）しています。 

また資生堂が行っている社会貢献活動について投稿し、あらゆる分野での「資生堂」という企業の魅力をアピールすることに成功しています。 

LINE「ファミリーマート」 

ファミリーマートの「LINE公式アカウント」友だち登録者数は約2,100万人、大人気の公式アカウントです。 

お得なクーポンが毎日配信されたり、自動応答機能でおすすめ商品を紹介してもらえたりとユーザーにとってうれしい特権があります。 

そして、人気キャラクターとコラボした「無料LINEスタンプ」の機能に注目です。 

このスタンプは、友だち追加をしなければダウンロードすることができません。企業側はスタンプに興味を持ってもらい、ユーザーにダウンロードしてもらうことで結果的にクーポン配信やおすすめ商品を見てもらうことができるというしくみです。 

たくさんの人が興味を持つLINEスタンプを集客につなげるという成功例ですね。 

この記事のまとめ 

企業がSNSを活用するメリット

➀ユーザーが「投稿された内容」に興味を持って拡散することにより、さらに多くのユーザーに広がっていく。 

企業はこのしくみを活用して商品やサービスを宣伝して集客や売上につなげることができる 

➁文章や写真を投稿するだけで始められるため、企業で導入しやすい。 

③無料で使えるため、低予算で宣伝することが可能。 

④投稿についてのやり取りができるのでお客様の意見を聞くことができ、今後の商品開発などに生かすことができる。 

よく利用されているSNSの種類と特徴 

➀インスタグラム 

利用者数3,300万人、10代～30代のユーザーの多くは女性。写真や動画をメインに投稿するのが特徴。 

写真や動画による商品やサービスの魅力がユーザーに伝わりやすいため、宣伝に使いやすく活用する企業が増えている。 

➁フェイスブック 

利用者数2,600万人、30代～40代のビジネスで利用しているユーザーの割合が多い。 

実名登録を推奨しているため、ビジネスシーンで利用しているユーザーが多く、「特定の業界のユーザーに向けて情報を発信したい」という企業におすすめ。 

③ツイッター 

利用者数4,500万人、10代～40代までの幅広い年齢層に利用されている。 

「140字以内の文章で投稿（ツイート）する」のが特徴。 

短い文章を気軽に投稿できるので拡散力が高く、リアルタイム投稿が人気。最新情報を多くの人に伝えたい企業におすすめ。 

④LINE 

L利用者数8,900万人、10代～60代までのほぼ全ての年齢層に利用されている。 

「連絡ツール」として浸透しており、人口の約70％が登録している。 

「LINE公式アカウント」は企業がユーザーに向けて情報発信できる機能。 

「ユーザーと1対1でコミュニケーションを図りたい」という企業におすすめ。 

SNSを活用している企業の成功例

➀インスタグラム「無印良品」 

コンセプトである「暮らしを大切に」というイメージで、シンプルでナチュラルな印象の写真が多く無印良品の世界観をアピールしている。 

➁フェイスブック「ユニバーサルスタジオジャパン」 

映画公開のイベント告知を投稿して、お知らせの案内文から公式ホームページに誘導する。 

URLをクリックすると公式ホームページにとび、そこからチケットが購入できるという流れを作っている。 

③ツイッター「資生堂」 

「資生堂の各ブランドの紹介」のリツイート、社会貢献活動について投稿し、あらゆる分野での企業の魅力をアピールしている。 

④LINE「ファミリーマート」 

お得なクーポンを毎日配信、自動応答機能でおすすめ商品を紹介している。 

人気キャラクタとのコラボした無料LINEスタンプの機能は友だち追加をしなければダウンロードすることができないシステム。 

スタンプに興味を持ってもらい、ダウンロードしてもらうことで結果的にクーポン配信やおすすめ商品を見てもらうことがねらい。 

今回はSNSの種類や活用のメリット、実際に成功している企業の活用例をご紹介しました。 

SNSを上手に活用して売上アップを目指しましょう！